オリックス生命の「新CURE」は今までの「CURE」とどんな違いがあるのか

CUREと新CUREの違いについて知りたい

 

オリックス生命の医療保険CUREの加入を検討していたら、新CUREにリニューアルされたんですが、いったい何が変わったんでしょうか?
また、新CUREの中でも更に種類があるようなんですが、どういった違いがあるんですか?


 

オリックス生命の医療保健であるCURE(キュア)は、初登場時からとても人気のある医療保険でした。
その理由としては、

  • 医療保険としてバランスの良い保障内容
  • 保険料がとても安く抑えられていた

ことの2点があげられます。

 

実際に、管理人も、加入に当たってはメットライフ生命の「新終身医療保険」と最後まで迷いました。
私が加入した医療保険については「私が入った医療保険」をご参照ください。

 

そんな人気なCUREですが、2013年9月からリニューアルされ
新CURE
となりました。

 

新CUREとなったことで、保障が拡充されました。
以下では、CUREと新CUREの違いについて説明します。

 

なお、以下では、

 

旧CUREのことを「CURE」
新CUREのことを「新CURE」

 

と記載しますのでご承知おきください。

 

そもそも、CUREはどういった保険だったか

CUREのおさらい

CUREのロゴ
医療保険CUREはそもそもどういった保険だったのかを簡単におさらいします。
CUREの保障内容は概ね以下のような感じでした。

 

入院日額保障

入院中、1日当たり保険金が支払われる保障です。

 

CUREでは、

  • 金額が「5,000円」又は「10,000円」
  • 日数が「60日」又は「120日」

の組み合わせで選ぶことができました。

 

7大生活習慣病保障

7大生活習慣病※に罹患した場合、入院保障日数が60日上乗せされました。

 

つまり、7大生活習慣病の場合、入院日額保障が
60日プランの場合は120日に
120日プランの場合は180日に
延長されました。

 

※7大生活習慣病とは、

  • がん(悪性新生物・上皮内新生物)
  • 心疾患
  • 脳血管疾患
  • 糖尿病
  • 高血圧性疾患
  • 肝硬変
  • 慢性腎不全

のことです。

 

手術給付金

手術を受けた際の一時金は、入院日額保障額の20倍でした。

 

5,000円のプランであれば1回の手術で100,000円
10,000円のプランであれば1回の手術で200,000円
を一時金として受け取ることができました。

 

なお、その対象は約款に書かれた88項目(約600種類)の手術が対象でした。

 

先進医療特約

CUREの先進医療特約に加入した場合、先進医療技術料と同額が給付されました。
また、その際、通算保障額は1,000万円でした。

 

また、他社が先進医療特約が10年更新が主流であるのに対して、CUREは終身保障となっていました。

 

保険料

解約返戻金をなくす代わりに、保険料はとても安価でした。

 

CUREでは、概ね

  • 30歳男性 2,185円
  • 40歳男性 3,585円
  • 50歳男性 7,850円

で終身の医療保険を持つことができました。
(60歳払込、入院日額保障5,000円での保険料例です。)

 

この保険料は、他の医療保険と見比べても最低ランクの安さでした。

 

 

以上が、CUREの大まかな保障内容でした。
では、これを踏まえた上で、新CUREを見てみましょう。

続いて、新CUREの保障内容と変更点とは

新CUREの保障内容

新CUREのロゴ
続いて、新CUREの保障内容を見て行きます。
基本的には、上記のCUREと同じ項目で書いて行きます。

 

また、変更の有無を
変更なし 変更あり
で表示します。

 

入院日額保障 変更なし

こちらは、CUREと変わりありません。

 

CUREと同様に、

  • 金額が「5,000円」又は「10,000円」
  • 日数が「60日」又は「120日」

の組み合わせで選ぶことができます。

 

7大生活習慣病保障 変更あり

こちらは大きな変更がありました。

 

変更点

CUREでは、七大生活習慣病に罹患した場合の入院保障日数の延長は+60日でしたが、
新CUREでは、七大生活習慣病での入院日額保障日数が無制限となりました。

 

そのため、入院が長期化した場合の安心感がかなり増しました。
ただし、その変更に伴い、新CUREでは2つのバリエーションが生まれました。

 

2つのバリエーションの詳細

新CUREでは、七大生活習慣病の保障の厚さが2種類に分かれました。

 

1つ目は、七大生活習慣病すべてを保障するプランです。
これは、七大生活習慣病になった場合必ず入院日額保障日数が無制限となります。
七大生活習慣病無制限プランと言います。

 

2つ目は、七大生活習慣病のうち三大生活習慣病を手厚く保障するプランです。
これは、七大生活習慣病のうち、三大生活習慣病(がん、心疾患、脳血管疾患)の場合に入院日額保障日数が無制限となります。
そして、残りの四大生活習慣病については、入院日額保障日数が+60日となります。
三大生活習慣病無制限プランと言います。

 

表で表すと以下のようになります。

入院日額保障の扱い
七大生活習慣病
無制限プラン
三大生活習慣病
無制限プラン
がん 無制限 無制限
心疾患 無制限 無制限
脳血管疾患 無制限 無制限
糖尿病 無制限 +60日
高血圧性疾患 無制限 +60日
肝硬変 無制限 +60日
慢性腎不全 無制限 +60日

 

手術給付金 変更あり

こちらも変更がありました。
変更があったのは、給付対象の手術についてです。

 

変更点

手術給付金については、給付対象となる手術の種類が増えました。

 

CUREでは約款に書かれた88項目(約600種類)の手術が給付対象でした。
新CUREでは健康保険が適用となる手術(約1000種類)全てが給付対象となりました。

 

そのため、対象となる手術は約600種類から約1000種類に増えました。
これにより、健康保険が適用になるのに、給付金が受け取れないという事態がなくなることとなりました。

 

手術給付金の金額

なお、給付額についてはCUREと変更なく、入院日額保障額の20倍です。

 

5,000円のプランであれば1回の手術で100,000円
10,000円のプランであれば1回の手術で200,000円
を一時金として受け取ることができます。

 

先進医療特約 変更あり

先進医療特約は、CUREでは通算1,000万円まででした。
ですが、新CUREでは通算2,000万円までとなりました。

 

先進医療は実際にはあまり利用する機会は多くないのかもしれませんが、治療費はどうしても高額となるため、保障が多いことにこしたことはありません。
そのため、更に安心感が増しました。

 

また、CURE同様、新CUREでも先進医療特約は終身保障となります。

 

保険料 変更あり

新CUREでは保障が厚くなっている分、CUREに比べ保険料が若干高くなっています。

 

保険料は概ね以下のようになります。

保険料
七大生活習慣病
無制限プラン
三大生活習慣病
無制限プラン
30歳男性 2,596円 2,276円
40歳男性 4,382円 3,832円
50歳男性 9,821円 8,571円

 

CUREと比べると、
七大生活習慣病無制限プランで約20〜25%
三大生活習慣病無制限プランで約4〜9%
の値上げとなっています。
(60歳払込、入院日額保障5,000円での保険料例です。)

CUREと新CUREをまとめて比較してみよう

今まで文章でCUREと新CUREの違いについて書いてきましたが、表で見比べてみようと思います。
(最初からこれをやれば早いんですが、分かりづらいところもあるためまず文章で書いてみました。)

 

なお、CUREと新CUREで、優れている方のセルを

  
色に塗りました。

 

≪CUREと新CUREの比較一覧≫

CUREのロゴ 新CUREのロゴ
七大生活習慣病
無制限プラン
三大生活習慣病
無制限プラン
入院日額保障 日数 60日 又は 120日 60日 又は 120日
日額 5,000円 又は 10,000円 5,000円 又は 10,000円
7大生活習慣病保障 入院保障:+60日 入院保障:無制限 三大習慣病:無制限
四大習慣病:+60日
手術給付金 金額 入院日額の20倍 入院日額の20倍
対象 約600種類 約1,000種類
先進医療特約 通算1,000万円まで 通算2,000万円まで
保険料 30歳 2,185円 2,596円 2,276円
40歳 3,585円 4,382円 3,832円
50歳 7,850円 9,821円 8,571円

CUREと新CUREを見比べてみての私の所感

新CUREは最高の保険の一つです

以上が、CUREと新CUREの違いでした。

新CUREでは、CUREの強みだった保障が更に強化されました。
現時点で、新CUREは医療保険の中で最高の商品の一つと言えます。

 

ポイント

ただし、保障が強化された分、若干保険料が上がっています。
(それでも、保険料は十分安いのですが)

  • 七大生活習慣病無制限プランで約20〜25%
  • 三大生活習慣病無制限プランで約4〜9%

ですが、七大生活習慣病無制限プランが結構保険料が上がっているのに対し、三大生活習慣病無制限プランはさほど値上がり率が大きくありません。

 

三大生活習慣病無制限プランでは、日本人の罹患率の高いがん、心疾患、脳血管疾患に罹患した際に、入院日額保障日数が無制限となります。
その割に、三大生活習慣病無制限プランでは、値上げ率がかなり小さいため、かなりお得と言えます。

 

以下が、日本人の死因を割合別に表したグラフです。
これを見ていただくと、三大生活習慣病に備えることの効果が高いことが分かるかと思います。
(新CUREの三大生活習慣病は「悪性新生物(がん)、心疾患、脳血管疾患」です。

 

≪日本人の死因別割合≫

 

日本人の死因の割合

(参考 : 厚生労働省「平成22年度人口動態統計月報年計(概数)の概況」)

 

もし私がいま医療保険を検討するとしたら、新CUREの【三大生活習慣病無制限プラン】を選びたいところです。

 

以上が、CUREと新CUREを比較してみての私の考えです。

 



 

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