医療保険と生命保険(死亡保険)最初に入るならどっち?

医療保険と生命保険はどちらが大切?

入院に備えるか死亡に備えるか…

 

今、なにも保険に入っていないのでまず1つ保険に入ろうと思っています。
「医療保険」と「生命保険」の2つが思いつくんですが、どちらから入れば良いでしょうか?


 

保険に1つだけ入るなら?

保険にもいろいろと種類がありますが、その中でも特に有名なのは以下の2つです。

  • 医療保険
  • 生命保険(死亡保険)

保険に入っていない方の場合、このどちらかから加入を考えることが多いです。
ただ、その際どちらから入れば良いのかは意外と知られていません。

 

結論から言うと、次のようになります。

  • 基本的には医療保険から
  • 子供がいる場合は生命保険(死亡保険)から

入るべきです。
以下では、その理由を説明していきます。

 

なお、以下では、「生命保険」を分かりやすくするため「死亡保険」と呼びます。

 

医療保険と死亡保険はそれぞれ誰のための保険なのか?

医療保険と死亡保険は全く違う保険

医療保険と死亡保険のどちらから入るべきかを知るには、それぞれ誰のための保険かを考えてみると良いです。
それがわかると、自ずと役割が見えてきます。

 

それぞれの役割は次のようになります。

  • 医療保険:自分のための保険
  • 死亡保険:遺族(家族)のための保険

 

医療保険:自分のための保険

入院する女性

医療保険は、入院をした時のための保険です。
入院した際、次のような保障が受けられます。

  • 入院1日あたり5,000円
  • 手術1回につき10万円
  • 通院1日あたり5,000円

 

しかし、そもそも、入院した際には次のような公的保障を受けることができます。

傷病手当金制度

会社員の方であれば、入院をすると健康保険組合から傷病手当金による生活保障を受けることができます。

 

高額療養費制度

日本国民の方であれば、高額な医療費がかかった場合でも、高額療養費制度により医療費の負担が大きくなりすぎることはありません。

 

こうした公的保障以外の自己負担分をカバーするのが、医療保険の役割です。
そのため、自分の入院時の出費を抑えるための保険であるといえます。

 

死亡保険:遺族(家族)のための保険

死亡保険は、加入者が死亡した際に保険金が支払われる保険です。
設定にもよりますが、100万円〜数1,000万円までの大きな保険金が支払われます。

 

当然ながら、死亡保険金は加入者自身が受け取ることができません。
死亡保険金を受け取るのは、遺された家族です。

 

死亡保険金は、遺された家族の生活保障のために加入する保険です。
そのため、自分のための保険ではなく家族のための保険なのです。

何故「基本的には医療保険から」なのか

医療保険は絶対に必要になる保険

ポイント

これまでの説明をふまえると、家族のための保険である死亡保険の方が優先度が高そうに思えます。
しかし、基本的には死亡保険よりも医療保険を優先すべきです。

 

その理由は、医療保険は人生において将来必ず必要になる保険だからです。
独身であっても、既婚者であっても、子供がいても必ずいつか必要になります。

 

入院が増えるのは60歳以降

厚生労働省の統計によると、60歳を過ぎると入院する人の数が一気に増えます。
60歳以降に多くの人が何らかの病気で入院するため、それに備える医療保険が重要になります。

≪年齢別の入院人数の推移≫

 

年齢別入院人数

【出典】厚生労働省『平成23年(2011)患者調査の概況

 

医療保険は必要になった時に入るのでは遅い

では、必要になった時に医療保険に加入すれば良いかと言うとそうではありません。
60歳で医療保険に入ろうと思うと、安く見積もっても毎月5,000円程度の保険料が必要となります。

 

しかし、若いうちから医療保険に加入しておけば、毎月の保険料は2,000円以下で済みます。
しかも、65歳までに保険料を払い込んで医療保障だけ一生涯持ち続けるということができます。

 

将来必要となる医療保険を確実に準備しておくために、基本的には医療保険が優先となります。

 

ただ、子供がいる家庭で何も保険に入っていない場合だけは話が異なります。
その場合は、死亡保険を優先すべきです。

子供がいる場合に死亡保険を優先するのはなぜ?

子供の生活が第一

お父さんと赤ちゃん

子供がいる場合に死亡保険を優先すべきなのは、子供の生活を確実に保障するためです。
子供のことが最優先事項になる訳です。

 

子供が生まれてから社会人になるまでの間、子供が自分でお金を稼いで生活をすることはできません。
そんな中、稼ぎ頭に万一のことがあれば、子供を含む遺族の生活がかなり苦しくなります。

 

子供の将来を守るために、子供がいる場合には死亡保険が優先になります。
ただ、ここで疑問が生まれるかもしれません。

 

 

奥さんがいる場合も死亡保険は最優先なんじゃないの?


 

奥さんがいる場合に死亡保険が最優先じゃない理由

お母さん

奥さんがいる場合に死亡保険が最優先じゃないのにはもちろん理由があります。
それは、次の理由です。

  • 奥さんは自分でお金を稼ぐこともできる
  • 遺族年金制度等の遺族保障がある

 

奥さんは自分でお金を稼ぐこともできる

奥さんは、子供と違い自分で働いてお金を稼ぐこともできます。
そのため、子供ほどに死亡保険が最優先で必要とまでは言えません。

 

ただ、子供ほどに最優先じゃないだけで、入らなくて良いというわけではないです。
奥さんが働けるかといった点も考慮し、1馬力の家庭の場合、死亡保険に入っておくことは重要です。

 

遺族年金制度等の遺族保障がある

亡くなった配偶者が加入していた公的年金制度により、遺族年金を受給できる場合があります。
そのため、比較的手厚い遺族保障があります。

 

ただし、遺族年金は、

  • 加入している年金制度
  • 子供の有無
  • 配偶者が亡くなった時の年齢

により、遺族年金の有無や金額が変わってきます。
そのため、全く死亡保険に加入しなくても良いというわけではありません。
あくまで、制度ごとに死亡保険の必要性を考える必要があります。

 

以上のような理由から、子供のいない家庭の場合、奥さんのための死亡保険より医療保険を優先したいです。

家庭の状況により死亡保険をどう選ぶかは変わってきます

死亡保険がいらないわけではない!

ここまでを見てみると、医療保険が大切で死亡保険はいらないかのように考える方もいるかもしれません。
しかし、そうではありません。
死亡保険は家庭の状況により必要となる優先度が変わってくるのです。

 

そのため、家庭の状況によって医療保険と死亡保険のどちらを優先するのかが変わってきます。
また、死亡保険が必要ないというわけではありません。

 

あくまで、医療保険と死亡保険であれば、医療保険を優先する場面が多いというだけです。
子供ができた場合はもちろん、家族がいる場合には死亡保険はしっかりと検討する必要があります。

 

また、奥さんの遺族年金を考慮すると更にどんな保険を選んでいくかは変わっていきます。

  • 家族構成
  • 社会保険の種類
  • 貯蓄状況

ぜひ、こうした点をしっかりと考慮して、どのような保険を選んで行けばよいかを検討してみてくださいね。

 


私が保険に入った際、無料保険相談会社に相談した事で自分に合う保険に加入できました。
保険のプロが、たくさんの保険の中から無料であなたにピッタリの医療保険を教えてくれます。
私が実際に相談した7社のうち、次の3社が特におすすめです。

「Lifull保険相談」公式サイト画像

私が実際に保険の契約をした無料保険相談会社。
相談時には、保険のメリットだけでなくデメリットもしっかり説明してくれた。
「他のFPさんの話も聞いてみて、もし私で良ければいつでもご連絡下さい!」
と言ってくれて、保険の勧誘はせず、常に相談者を気遣った提案をしてくれた。
そうした点等、相談を通してとても信頼でき、Lifull保険相談に契約をお願いした。
その結果、現在は自分に合った医療保険に加入できてとても満足している。

その後も複数の保険見直しをお願いしたが、その都度最適な保険を提案してもらえてとても助かっている。
また、加入後にも住所変更や等にすぐ対応してくれて、お願いして正解だった。
項目取扱い保険数 店舗により異なる


⇒「Lifull保険相談」の詳細はこちら

「保険のビュッフェ」公式サイト画像

訪問型の保険相談サービス。
担当してくれるFPさんが、他の保険相談サービスや保険会社で働いた経験がある方が多く、提案や相談に関してベテランな方が多い印象を受けた。 保険の知識が豊富で、しつこい勧誘を行わなないFPとのみ提携しており、実際に私が相談した際には、自分でしっかり考えられる時間を取って次の相談日を設定してくれた。
自宅やファミレス等、幅広い場所での相談に対応してくれる。
他の保険相談のセカンドオピニオンとして相談するのにもおすすめ!
項目取扱い保険数 担当FPにより異なる


⇒「保険のビュッフェ」の詳細はこちら

「みんなの生命保険アドバイザー」公式サイト画像

各保険の違いにしっかりと触れながら、的確に必要な保険を説明してくれた。
取扱い保険数が多く、相談者の目的に応じた豊富な提案が受けられる。
また、ライフプランに沿った提案をしてくれたのも印象的だった。
しつこい勧誘も一切なく、受けられる相談の質が高いと感じる。
他2社と甲乙つけ難く、他社とあわせて利用し比較して契約しても良い。
(私は実際に複数社をセカンドオピニオンとして利用しました。)
項目取扱い保険数 30社


⇒「みんなの生命保険アドバイザー」の詳細はこちら


無料保険相談会社 医療保険提案力No1

「Lifull保険相談」公式サイト画像

⇒「Lifull保険相談」の詳細はこちら


 


 

家族のための保険を考えるのにおすすめのコンテンツ

 

赤ちゃんとお母さん

出産は、人生においてとても大きな出来事であると同時に、夫婦二人が子供のために備えていくこととなる大切な節目です。子供が成長するまで、家族の生活をしっかりと守っていく必要があります。そのために必要となる保険を説明します。


 

新社会人

就職を機に保険のことを考え始める新社会人の方は多いです。ただ、その時に勧誘されるがままに加入してしまうと”良いカモ”となってしまいます。新社会人や独身の方の保険の必要性や、入っておきたい保険の種類の選び方を分かりやすく説明します。

>

 

若い女性

若い内の保険加入は後回しになりがちです。しかし、若い時に最低限必要な保険に加入しておくと、結婚したり歳を重ねたりした時の負担が少なく済みます。20代や30代の独身の方、子供のいない夫婦、子供のいる夫婦が検討しておきたい保険を説明します。


 

教わる生徒

家計や生活費を節約するために見直すべきものの1つとして生命保険があります。見直しによっては、最大で毎月数万円の節約になる場合があります。見直しの際に注意したい3つのポイントと、より簡単で間違いのない見直し方法を紹介します。