生命保険にお得に加入することができる「リスク細分化条件」を一覧で紹介

健康ならどんどん保険料が安くなる!?

保険料の割引とは?

お父さん

生命保険の保険料は、年齢や保障内容が同じなら加入者毎に変わることはありません。しかし、

  • 定期死亡保険
  • 収入保障保険

等では、さまざまな条件で保険料が割り引かれることがあります。

 

その割引は
リスク細分化条件
と言い、保険会社が設定する条件に合う場合に保険料が大きく割り引かれます。
その条件とは、基本的には「健康である」ということが前提となっています。

 

では、その「リスク細分化条件」とはどのようなものがあり、どのような保険会社がその制度を設けているか紹介します。

 

なぜ保険料が安くなる?そもそも「リスク細分化条件」とは?

そもそもリスク細分化条件とは?

定期死亡保険等では、前述のとおり、健康である場合に保険料を割り引きます。
そのための条件が「リスク細分化条件」です。
なぜ「リスク細分化条件」が設けられているかというと、死亡保険の保険料負担の不公平感を緩和するためです。

 

みんなが必ず保険金を受け取るわけじゃない

助け合い

生命保険は、加入者が助け合う「相互扶助」の精神から生まれたものです。
そのため生命保険は、みんなが支払った保険料を、保険金受取事由が生じた人が受け取るという仕組みになっています。

 

そうした中、定期死亡保険は、限られた期間のみを保障する保険です。
最短で1年の保障期間のものもあり、その間に保険金を受け取らない人は、保険料は掛け捨てとなります。

 

どちらの人が損をしている?

では、定期死亡保険に次の二人が加入しているとして、どちらが保険金を受け取る可能性が高いでしょうか?

  • ヘビースモーカー
  • タバコを吸わない人

この場合、「ヘビースモーカー」の方の方が、一般的に保険金を受け取る可能性は高いといえます。
そのため、見方を変えれば、「タバコを吸わない人」の方は損をしているともいえます。

 

これは相互扶助の精神から言えば仕方ないのですが、どうしても不公平感があります。
そこで、その不公平感の緩和のために、健康な人の保険料を割り引くということを行っている保険会社があります。
それが、「リスク細分化」という考え方です。

 

終身死亡保険ではリスク細分化は存在しない

ここからは余談ですが、終身死亡保険ではリスク細分化による割引はありません。
それは何故かというと、加入者が全員必ず死亡保険金を受け取るためです。

 

定期死亡保険の場合は、一定期間のみ死亡時の保障があります。
それに対して、終身死亡保険は、死亡時の保障が一生涯続きます。

 

そのため、全員が保険金を受け取ることになり、定期死亡保険ほど不公平感というものがないのです。

実際のリスク細分化条件はどんな内容になっているのか

どのような割引がある?

実際に、リスク細分化条件となっている、各種割引制度を見てみます。
一部の会社で導入する特殊なものもありますが、ほとんどは次の3つです。

  • 喫煙の有無
  • 血圧値
  • BMI値

これら3つの条件に該当することで、最大で3割近く保険料が割り引かれます。

 

喫煙の有無

喫煙の有無は、その名のとおりタバコを吸っているかどうかです。
吸っていない場合、ノンスモーカー割引が適用されます。

 

判断基準は、ほとんどの場合1年以内に吸っているかどうかです。
喫煙していた人でも1年吸っていなければ非喫煙者に該当できます。
ただこの判定には、告知に加えて、所定の検査(唾液検査)があります。

 

血圧値

血圧測定

血圧値の基準は、最低血圧と最高血圧が所定の値以下に収まっているかです。
収まっている場合、健康優良体割引が受けられます。(名称はさまざまです。)
ただ、血圧値に加えてBMI値も必要な場合もあります。

 

判断基準となる血圧値は、ほとんどの場合次の値になっています。

  • 最高血圧 : 140mmHg未満
  • 最低血圧 : 90mmHg未満

ただし、チューリッヒ生命のみ基準が若干厳しいです。

  • 最高血圧 : 120mmHg未満
  • 最低血圧 : 80mmHg未満

 

BMI値

BMI値の基準は、こちらも所定の範囲に収まっているかです。
BMI値は、次の公式で求めることができます。

BMI値 = 体重(kg) ÷ (体重(m) × 体重(m))

次のサイトで自動での計算ができます。
BMIと適正体重

 

以上の公式で求めたBMI値が次の範囲に収まっているかどうかが基準となります。
18.0 < BMI値 < 27.0 (男女、年齢問わず)

 

ただ、BMI値は、血圧値ほど必須の基準とはなっていません。

 

他の割引条件

以上の3つが、最も多い割引条件です。
他には、保険会社独自の基準として、次のような割引条件もあります。

保険会社別!リスク細分化条件一覧!

保険会社ごとに見てみよう

リスク細分化条件ですが、保険会社によって、採用しているものが異なります。
そこで、保険会社ごとに、それぞれどの制度を取り入れているかを表にまとめてみました。

 

保険会社ごとのリスク細分化条件
保険会社 喫煙の有無 血圧値 BMI値 その他
アフラック ×
AIG富士生命 ×
ソニー生命 尿酸値
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命 ×
チューリッヒ生命 × ×
T&Dフィナンシャル生命 ×
マニュライフ生命 × ×
三井住友海上あいおい生命 優良運転者

 

喫煙の有無と血圧値は重要

ポイント

以上のようになっています。
全ての保険会社で、

  • 喫煙の有無
  • 血圧値

が条件として採用されています。

 

そのため、これら2つの条件は、リスク細分化条件に該当するためには必須と言えます。
このことを考えると、死亡保険が必要になったら、早めに加入を検討することが大切です。

リスク細分化条件に合致しない場合は、保険料が均一の保険会社を選ぼう!

リスク細分化条件に該当しない場合は、割引条件のない保険会社を選ぶ!

不調な女性

ここまでは、リスク細分化条件によって保険料が安くなる場合と、対応する生命保険会社を紹介してきました。
条件に合う場合には、割安な保険料となるためお得になります。

 

しかし、リスク細分化条件に該当しない場合もあり得ます。

  • 血圧が高い
  • 肥満気味である
  • 喫煙している

このような場合には、リスク細分化条件に該当できない可能性がか高いです。
そうなると、保険料は最も高い「標準体」という区分が適用されることになります。

 

そんな場合は、最初からリスク細分化条件のない保険会社を選ぶと良いです。
保険会社によっては、リスク細分化条件を用いず、均一の保険料としている会社もあります。

 

割引条件のない会社

実際に、リスク細分化条件を設けていない保険会社は次の会社です。

  • オリックス生命
  • メットライフ生命
  • アクサダイレクト生命
  • アクサ生命
  • 東京海上日動あんしん生命

これらの会社では、初めからリスク細分化条件がないため、保険料は一律です。
多くの場合、割引条件のない会社の保険料は、割引条件のある会社の「標準体」の保険料より安くなっています。
健康状態に問題があったり、タバコを吸う方の場合は上記の会社から選んでみると良いです。

定期死亡保険や収入保障保険加入時には検討項目に加えよう

割安に死亡保障を確保するチャンス

妊婦さん

以上が、保険料が割引になるリスク細分化条件のある保険会社でした。
こうした割引を活かすことで、割安に死亡保険に加入することができます。
リスク細分化条件が適用になることで、最大で3割程度保険料が安くなります。

 

定期死亡保険や収入保障保険は、限られた期間の死亡保障を確保するためのものです。
その「限られた期間」とは、主に子供が生まれてから成人するまでの期間です。
出産した時に子供と家族のために考えたい保険

 

子供が生まれてからは出費も増えるため、保険料を節約できるに越したことはありません。
そこで、保険料の割引を最大限利用して死亡保障を確保したいです。

 



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